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『変な家』読んだけどさあ

 

雨穴さんの『変な家』を読みました。

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電車の広告でめっちゃ読みたーいと思って数ヶ月、やっと読んだ。

 

正直この本自体はかなり文字数が少なくて半日もあれば読めてしまう。というか3時間くらいで読めた。

え、これだけ?これで1300円?ってちょっと思った…。

 

てっきり色んな不可解な家の間取りがたくさん乗ってて、オカルト要素もありつつ、それに言及していく系の本かと思ってたら、1件の間取りからその家で起きることを紐解くホラー小説だった。

 

 

全編会話形式で(台本みたいな)、多分それもあってめちゃくちゃサクサク読めてしまうところもある。

リアルタイムで登場人物の会話に加わってるかのように読めるし、会話の中で「ここ間取り図どんなんだっけ?」 ってなった時にちゃんとそのタイミングで出てくるのが良かった。

…正直、褒めるところはそれくらい…。

 

 

軽くネタバレしちゃうと、この間取りだとまるで子供を監禁してるみたい。あと台所のへんなスペースも気になる。となって、

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これってもしかして子供に殺人させる間取りでは?みたいになり、そのことを深堀していく話。

ホラー・オカルトというよりはミステリーなのかもしれない。

 

話にリアリティがあるかと言われると、あんまない。

でも創作物としては、まぁおもしろいんじゃないかな…みたいなかんじです。

 

 

クリエイターにとっての現代の良くない流れかもしれないけど、今って色々無料で楽しめちゃう時代じゃないですか。

YouTubeとか、なろうとか、ピッコマとか、スポティファイとか。

こっちも無料でこんなおもしろいもの楽しんじゃっていいの?!ってなるじゃないですか。

だからこそお金を払って楽しむものへのハードルが上がってるのかもしれない。

 

この小説がもし無料で公開されてたら

「やばー!めちゃおもろかったー!!!人にも勧めよ!」

ってなるけど、

ハードカバー代しっかり取られたら

「えぇ…。これだけで…?」 ってなる。

すごいケチなこと言ってるのかもしれないけど、なんか身体が無料慣れしちゃってるよね。

 

 

家の間取り図も、事故物件も大好物なんで嬉々として読んだんですけど、なんかとりあえず想像と違ったんで、テンションが下がってしまった。

 

 

これ読むなら松原タニシの恐い間取りほうが断然面白かった。

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亀梨くんの出てた『事故物件』の映画はダメそうだけど、本はわりと怖かったので、事故物件好きにはこっちを勧めます。

 

そんな感じです。

 

 

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