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なんかジワジワ精神的にクる『ヒメアノ〜ル』

ヒメアノ〜ルって映画みたことありますか?

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V6の森田剛が森田役で出演してて、この映画を見るともう今まで通りには森田剛を見れなくなるくらい、森田剛の森田がコワイという映画。

 

私は結構前に見たんだけど、日に日に思い出しては暗い気分になるから書きたい。

 

 

主人公は濱田岳

濱田岳は冴えないフリーターなんだけど、先輩のムロツヨシのために有村架純に似てるカフェ店員ユカとの仲を取り持とうとするも、気づいたらユカと相思相愛になってて付き合うことになる。

高校時代の同級生森田剛演じる見るからにヤバそうな男『森田くん』も、ユカのことが好きだったので、その怒りに触れてしまう。

森田くんは高校時代えげつないイジメにあってて、濱田岳は友達だったのに自分も傍観者として虐められてる様を笑って見てた。

そのことで多分森田くんは完全に壊れて、サイコパス森田が誕生する。

 

もうね、サイコパスを扱う全作品、この映画をみてほしい。(たとえば悪の◯典とか。)

サイコパスって笑いながら殺す、とか殺し合いさせて喜んでる、とかじゃないのでは?と考えさせられる。

 

森田くんは『手段』として殺す。

ビジュアルに「めんどくさいから殺していい?」って書いてあるけど、本当にそんなかんじだった。

そこにいる人がちょっと邪魔だから殺す。

なんか腹が立ったから殺す。

なんとなく殺す。

殺す時の感情の振れ幅が0。

それこそが本物なのでは?

 

 

クライムサスペンス系の映画やドラマでレイプシーンってよく出てくるけど、今までは特になんとも思わなかった。(もちろん不快感はあるけど)

理由話あんまり説明したくないけど、この映画のレイプシーンが歴代で一番気持ち悪くなった。

 

人を殺すシーンにしてもそう。

森田がペンを首に刺して殺すシーンがあるんだけど、刺された人が痙攣して絶命するところがリアルで、野生の本能的に不快感あった。

 

 

家主を殺した家でパンツ姿でカレーを食べたり、車に乗りたいからって車の運転手を蜂の巣にしたりと『考えつくけど考えられない行動』をするところにサイコ味が感じられる。

 

 

そんなかんじでところどころ「イヤだなぁ」「気持ち悪いなぁ」「怖いなぁ」って鑑賞中は稲川淳二みたいなかんじで見ることになる。

 

要所要所でギャグ的なのも挟まってるんだけど、そことのアンバランスさもなんともいえない。

 

オチは映画版と漫画版とちがうらしくて、漫画版はこうなってるっていう解説だけみたんだけど、映画のほうがドラマチックに仕上がってていい気がする。

森田くん最強に怖いんだけど、最後は切ないというか苦しい気持ちになる。

 

ってか最後まで見て思うのは、一番気持ち悪くて悪いやつなのは濱田岳じゃね?ってなる。

コイツこそナチュラルサイコかもしれない。

 

 

 

ただ、難点としてはやっぱり森田剛が森田くんにしか見えなくなるというところ。

テレビで見てもめちゃ怖いし、宮沢りえは大丈夫かなって気持ちになる。

 

私と同年代の人は『ラストフレンズ』見て以来錦戸亮がDV男にしか見えなくなって、受け付けなくなった人たくさんいると思うんですけど、その感覚です。

 

とはいいつつ、私はこの映画好き。

不快にさせようと思って作られてるんだろうから、その意図はドンピシャに刺さってる。

良かったらどうぞ。

 

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