タイトルのテンションで紹介する映画ではないかもしれないけど、マーターズ見ました。
フレンチホラー。
フランス映画って日本映画と似てるって言われるけど、薄暗くてよくわからない展開で淡々と進んでいって、笑っていいのか笑うところじゃないのか…みたいなかんじがたしかに似てる気もする。
タイトルはずっとマーダーズ(殺人者)かと思ったらマーターズ(殉教者)だった。
やばいグロいエグいときいて、ワクワクしながら見た。
フランス版が旧作で、すごく人気があったから最近ハリウッドでもリメイクしたんだけど、比べ物にならないくらい旧作のほうが良いってなんかに書いてあったから旧作を探してた。
アマプラにもネトフリにもなくて、ツタヤとか行かないといけないのか…と思ってたんだけど、なんとなくアマプラ調べたらあった。
今なら旧作も新作も見れますよ。
なんでこういうのお知らせしてくれないのかな。
『バチェラーシーズン4はアマゾンプライムだけ!!』みたいなCMばっかやってるけど『今ならあのマーターズ!!見れます!!』的な宣伝うってほしい。
ひっそり公開してひっそりまた見れなくなるのやめて。
そんなかんじで期待に胸を膨らませて見た。
グロさレベルでいうと、ソウ、ホステルあたりが見れるなら余裕かと思われる。
血!肉!内蔵!!バシャー!みたいなかんじではなく、イテテ…みたいなシーンが多いってかんじ。
あらすじとしては…
傷だらけの少女リュシーの逃走シーンから始まる。
その後リュシーは保護され、何者かにレイプ以外の虐待行為を受けてたことがわかり、本人もものすごいトラウマで心を閉ざす。
そんな中、アンナだけがリュシーに寄り添い、リュシーもアンナには心を開き、二人は親友になる。
ただ、リュシーはトラウマから、なんかガリガリで傷らだけの女が襲いかかってくる幻想に長年悩まさせる。
15年後、一見裕福で平和な4人家族の家を、突然リュシーが訪ねてきて猟銃で一家を惨殺する。
その場に駆けつけたアンナは「こいつらが犯人なの!!」と喚くリュシーをなだめつつも、本心は「やばい、リュシーはトラウマで頭イカれてるから、罪のない家族を殺しちゃった…」と思ってしまう。そしてリュシーはトラウマのガリガリの女に襲われる妄想で、アンナの目の前で首を切って自殺。
「やっぱイカれてたじゃん」とリュシーの死を悲しんでいると、ふと一家宅に隠し地下室があることに気付く。
地下室で、明らかに監禁虐待を受けている女性を発見する。
「リュシーの言ってたことは本当だったんだ!!」と反省して女性を介抱するも、女性は突如現れた黒ずくめの集団に銃殺される。
アンナも捕まり、マドモアゼルと呼ばれるおばさんから「死後の世界を知りたい。それは苦痛の果てにある。だから若い女のコを痛めつけて死後の世界のことを聞き出す実験をしている」的なことを言われる。
そしてもちろんアンナは実験台に。
ゲロみたいなごはん、殴りつけてくるハゲ、刈り上げられる髪、みたいな恥辱の限りを尽くされ、徐々に悟りを開き始めるアンナ。
最終的には「最後のステップ」として全身の皮を剥がれる。
朦朧とする中でついにビックバン的な、「死後の世界」的なものを見て、マドモアゼルになにかを伝える。
それを聞いたマドモアゼルは宗教団体の幹部的なお金持ちそうな人たちを集めて「ついにわかった」的な発表をしようとする。
その発表直前、マドモアゼルが側近の人に「 死後の世界にはなにがあると思う?…疑いなさい。」と言って、銃で自殺を図る。
ラストは人体模型みたいになりつつもまだ生きているアンナがいる…みたいなシーンで終わる。
つまり、アンナがマドモアゼルになんて言ったのかもわからないし、アンナがこのあと楽になれたのかどうかもわからない。
優しくて思いやりのあるアンナがとんでもなく理不尽な目にあい、組織のボス的なマドモアゼルはなんの苦しみもなく自殺するという胸くそっぷり。
これだよね、求めてたのは。
グロ、胸くそ、若くてかわいい子。
この三拍子こそ至高の映画。
作中ではわりと惜しげもなくオッパイ見せてるんだけど、オッパイシーンはどこもエロどころじゃねえってかんじなので、そこは期待しないほうがいい。
ハリウッド版だともうちょっとリベンジ要素が濃くてリュシーも生きてるとかで、そんなんいらないなぁと思った。
旧作のほうが人気あるという理由はわかる気がする。
すごくよかったので、つぎは『ソドムの市』見たいんですけど、どこで見れますかね。
周りでも見たって人いないんですけど、見た方いますか?
都市伝説の映画とかじゃないですよね?
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