めちゃくちゃネタバレするので知りたくない人気をつけて。
2013年の映画なだけあって、吉高由里子のメイクがくそ時代を感じるメイクだった。
今こんな囲み目で目尻跳ね上げるアイラインしてる人いない。
この人茶髪のが可愛くない?
あれですか、例のパーソナルカラーってやつですかね?
かいつまんで説明すると、14年前に中学生の杏が西田尚美を刺し殺して、その罪を、実はホントのパパである仙波が被る。
川畑重治(前田吟)は托卵された父親だけど、それを知っていてもなお、愛娘の過去の罪を隠匿するために刑事の塚原を殺す。
その殺人の片棒を恭平くんという男の子に担がる。
という話。
以下感想なんですけど。
川畑家の人間、殺害動機軽すぎる。
もうゴキブリ潰す感覚で人のこと殺す。
まず最初に、西田尚美が
「私は本当のこと(風吹ジュンが托卵してること)知ってる。金用意しとけって伝えろ。」的なことを中学生の杏に言って、家に飾ってある家族写真を奪っていく。
この時点では西田尚美なんもしてない。
父親が別にいることも言ってないし、お金せびりそうだけどまだ何もしてないし、本当に家族写真取っただけ。
そんなほぼ何もしてない初対面の西田尚美に「写真返せっ!」って包丁持って雪の中追いかけて刺殺する。
そんなことある?
写真撮られたくらいで刺し殺す?
この時点で大分サイコパスの気質ある。
その後、実の父親が罪を被ってくれたお礼に、父親の地元の海を保護することに尽力する。
この時の杏は明朗快活!ヘルシー!元気!みたいな日焼け美女キャラ。
普通人殺しておいてこんな真っ直ぐな曇りのないかんじに育つ?
やっぱサイコパスみを感じざるを得ない。
自分は実の父親ではないということは前田吟はわかっていながらも、娘の杏に愛情をたっぷりかけて育てる。
杏が殺人をして、それを実の父親が庇って逮捕されたことも知ってるけど、知らないふりをして過ごしてる。
刑事が真相をかぎつけて杏のもとへ訪ねてくると「杏のピンチや!よっしゃ!殺そう!」みたいなノリで即殺。
その際孫くらいの関係性の恭平くんに殺しの片棒を担がせる。
妻の風吹ジュンにも死体処理を手伝わせる。
いやもう怖すぎる。
お前杏のことしか愛してないやんけ。
福山は子ども嫌いだけど、恭平くんが不憫すぎてペットボトルロケットなんか作っちゃって思い出の上書きを試みる。
このシーンはよかった。
最後は風吹ジュンも前田吟も逮捕されて、杏も自殺しかけるけど福山に「君は恭平くんを守ることが使命だ!」とか言われて持ち直す。
思ったけど、托卵した風吹ジュンが1番悪くない?
まあまあおもしろいけど、容疑者Xの献身のほうが圧倒的におもしろいです。
ぼく夏っぽくてノスタルジーなんで夏にオススメです。
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