『ちいさなプリンセスソフィア』という女児向けのディズニーアニメがありまして。未就学児女児グッズにわりと高確率でいるので多分人気。娘と一緒に見てるんだけどめちゃくちゃおもろい。
まず、ソフィアは母子家庭で平民。母は靴職人で、妻に先立たれた国王の靴を作りにいったことをきっかけに再婚し、ソフィアがプリンセスになるという衝撃の棚ぼたシンデレラストーリー。謎に近代的な設定。
突如プリンセスになったソフィアは、再婚によりできた義理の双子(姉弟)と共に、各国のプリンス・プリンセスが通う王立アカデミーで、プリンセスのなんたるかを学ぶ。
この学校、1クラス20人くらい生徒いるんだけどさ、みんなどこの国からどうやって登校してきてんの?そんな隣町間隔で国が乱立してるの?
ディズニーなんでもちろんファンタジー要素強め。魔法だったりユニコーンだったりが出てくる。ソフィアは新しいパパである国王からもらった、全女児羨望の魔法のペンダントの力を使いつつ、清く正しく、秘技「私たち、おともだちでしょう?」の力で、時に強引に問題を解決していく。
全4シーズンあって、ファイナルシーズンは主に神秘の島というところで「島の守護者」となり、クリスタという妖精っぽい見た目の人と一緒に、悪者プリズマから「9つの魔道具」を守る話に。
クリスタの服がめちゃくちゃキモい。集合体恐怖症の人は多分見てられない。微妙に不揃いの丸が鳥肌もの。
プリズマのほうが見た目、味方感ある。
最終話『プリンセスのこころ』はソフィアが王立アカデミーを卒業する日の話。
右下のキチ顔のうさぎはソフィアの友達のクローバー。
朝、ソフィアは母に連れられて昔働いてた靴屋に行くと卒業式のドレスが用意されてる。散々「子どもたちは平等に可愛がる」発言してたのに、ソフィアにしかドレス用意してないママ。双子にも用意してやれよ…。
そしてこの日、投獄済みの敵プリズマが脱獄して9つの魔道具を手にしてしまう。
なぜか監獄のすぐ近くに魔道具保管庫があり、たった守衛は1人。しかも体は大きいけどめっちゃアホ。体の大きさ故に俊敏さも0。魔法の力がなくても脱獄できそうなザル警備。マイケルスコフィールドなら10秒で出てくる。
危険を察知したソフィアが間一髪で間に合い、プリズマが魔道具の力を解放するのを阻止!…したと思ったけど実はできてなくて、ヴォーという白雪姫の魔女そっくりのラスボスが魔道具から出てきて、プリズマの体を乗っ取る。
ヴォー(プリズマ)はクリスタを利用してソフィアを呼び出し、神秘の島に閉じ込めている隙に下界を支配しようとする。まんまと「あたしクリスタ、助けて詐欺」に釣られたソフィアが向かうと、クリスタを含む守護者(大人)全員捕まってる。こいつら、いる?シーズン通して全然仕事してないんだけど。
ソフィアが友達をかき集めて、なんとかヴォーの進撃を止めようとするも力及ばす、王国は乗っ取られる。ソフィアは全4シーズンの間に培った全部の力を活用してヴォーのいる城に潜入し、家族にかけられた洗脳的な魔法を解いてあげる。正気に戻った家族は「いますぐこんな危険な国から脱出しよう!」と船に乗り込む。
「パパ!国の人たちはどうなるの?私たち家族だけど、国王のパパにとっては国民も家族でしょう?」
たしかに…みたいな気まずさが漂った後、最初からそう思ってました!みたいな顔で「いざ、みんなで戦おう!」みたいな歌を歌い出す。こんな国王いやすぎる。パパ、クズじゃない?大丈夫?
他の話でも「国王つれ〜。パン屋楽そうだからパン屋になりて〜w」っつって魔法でパン屋になった挙句「パン屋って思ってたよりたいへんだった」とかいう、職業体験の小学生以下の感想で国王に戻ったりする国王力0のパパ。隠し撮りしてYouTubeにアップしてエンチャンシア国民に見せたいクソっぷり。
そんな家族より先にヴォーの元に着いたソフィアは、ヴォーを自分のペンダントに封印しようとするも巻き添えになり、自分も一緒に封印されてしまう。
そしてペンダントのなかで巻き起こるヴォーVSソフィアの歌合戦。「負けなぁ〜い!ぜったぁ〜い!」みたいな中身のうっっっすいラップバトルみたいな戦いを経てソフィアが勝利。ヴォーもプリズマの体から出て行く。
外では家族や友達がマイムマイムみたいなかんじで輪になって解放の儀を行ない、ソフィアが無事にペンダントから出てきて「ソフィアは立派な島の守護者だね!」で終わる。
な、なにこれ…?なんで…なんで歌で勝ったの…?なに?あの歌。
つーかソフィア以外の人たち、なんか役立ってた?ソフィア、頑張りすぎじゃない?なにこれ…?
LINEの着せ替えソフィアにするくらいハマってる。
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