多分知名度はかなり低いであろうこの女児向けアニメ。
「おしゃれにナンシークランシー」
ディズニーチャンネルだったりディズニープラスに加入している以外に恐らく見る方法はない。
でも知名度は低いままで結構。
これがちいさなプリンセスソフィア、アバローのエレナくらいの人気コンテンツになったらたまったもんじゃない。
主人公のナンシークランシーは6歳の女の子。
多分フランス郊外に住んでると思われる。
なに、この髪?
この子常にこの髪型なんだけど、どういうセットでこうなってるの?
たまに他の髪にするんだけど、絶対にこっちのほうが良くない?
この意味わからない髪型のせいでイラつき度が増してる気がする。
なんで全部逆だってるの?おしゃれにこだわりがある設定の割に髪型それでいいんだ、ってなる。
そう、ナンシーはとにかくおしゃれが大好き。
オシャレ、カワイイもの、大人っぽいものへの憧れがあって、それらすべてを「ファンシーなもの」と表現する。
口癖は以下
「最高にファンシーでなくっちゃ!」
「ファンタスティック!」
「ウーラーラー!」
これが絶妙に子供らしいかどうかの瀬戸際にある、ババア声と紙一重の甲高い声で繰り返される。
声優さんは違うと思うけど、声質は超電磁砲の黒子の声をイメージしてもらえればなんとなくわかると思う。
ナンシーはとにかくオシャレへのこだわりが強く、自分がどれだけ周りより目立つかが大事。
海賊好きな妹、ジョジョがいるんだけど
こっちを主人公に据えてほしいレベルの身勝手さを発揮する。
ジョジョはちゃんとカワイイ。
海賊好きってところもなんかカワイイ。
たとえば、行きつけのレストランに家族で食事に行く回。
そのレストランでは子供向けのサービスで頭に紙でできたティアラみたいのつけてくれるんだけど「ジョジョももう大きくなったし、これどうぞ」みたいなかんじで店員さんがつけてくれたら、ナンシーは急に不機嫌になる。
自分だってつけてもらってるのに。
その後も子供用の座椅子を用意してもらってるジョジョに嫉妬、ジョジョの描いた絵がお店に飾られたら嫉妬(ナンシーの絵も飾られてるのに)。
最終的に地べたに座ったり、一人でテラス席に座って拗ねたりする。
なにこの心の狭いクソガキ。
自分だけが特別扱いされないと許せないタイプ。
基本的に思い込みも激しくて、周りを巻き込んで大騒ぎしたりする。
友達とスケートに行って自分が上手く滑れないとキレたり、ダメって言われてることをやったり、失敗を隠蔽しようとしてさらに状況が悪化する。
まぁそうしないとストーリーが進まないんだろうけど、めちゃイライラする。
周囲が理解がある分、ナンシーの身勝手さとか自己中心的さがより際立っていて、そこもヘイトを集めてる気がする。
友達もお母さんも、とにかくみんなナンシーに優しい。
典型的に創作物であるデキた母。
このお母さんテキパキしててあっさりしてるけど、全くタイプの異なるナンシーの好きにさせてあげてて、失敗もたいして咎めない。
こんな母おるかい。
たとえばナンシーはがペンキを散らかしたことをジョジョのせいにして、さらに飼い犬がペンキまみれになったことを隠そうとして、結果家中ペンキを撒き散らす羽目になる。
それでも
「ママ、ジョジョのせいにしてごめんなさい。あと家も汚しちゃってごめんなさい。」とナンシーが謝れば
「もういいのよ。」の一言でニッコリ終わる。
んなわけあるかい。
「なに妹のせいにしてんの?嘘ついたらだめでしょう!!!」
「家中こんなにしてどうすんの?!誰が掃除すんの?!えぇ?!犬は?!犬は誰が洗うの?!」ってなる。
控えにしても最低これくらいは怒るよね?普通はね?ね?そうだよよね?
ナンシーは時々カメラ目線になって言葉の解説をしてくるんだけど、それもかなりムカつく。
たとえば
(隣に座ってる女の子に)「あなたのその作品とってもユニークね!!」
(カメラ目線でこっちを向いて)「ユニークっていうのは他にはない、ってこと!」
みたいに、無駄にボキャブラリー豊富に表現してくる。
正直、こいつ…6歳にしてはデキる…!ってなる。
言葉を別の表現で言い換えるって難しくない?6歳にできる芸当ではない。
ちなみにアニメを見てるとナンシーが絵が上手でセンスもいいなぁと思うことが多々ある。
ピンク、紫、花、蝶々、ハート、ラメ!みたいな、THE海外の女児!ってかんじで統一されてていつもカワイイ。
たまにそんな6歳に関心してしまうところも含めて、このアニメが嫌いです!!!
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