tsuyuniyo’s blog

毎日、時々、気が向いた時

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ラストナイト・イン・ ソーホーが歴代No.1作品になってしまう

 

1ヶ月もお休みしてたのには理由があって、実は創作活動をしてました。

今もそれは続いてて、今月いっぱいくらいには落ち着くかなと思います。

別にだれに頼まれたとかではなく、自分がやってみたくて小説を書き始めたんだけど、自分が書いたものが読まれていい評価もらえるとすごく楽しくて、今ハマってる。

 

ちなみにジャンルはエッチなやつなんで、ここで紹介はしません。

ひっそりと個人的にやってるだけです。

 

書籍化できそうとかまったくもってそんなレベルではなく、自己満足の世界です。

毎日原稿用紙10枚分くらい書いていると、ちょっともう活字お腹いっぱいなかんじでブログ書く気力なかったです。

 

 

そんな中でもどうしても書きたかったのがこれ。

ラストナイト・イン・ソーホー

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ホラー映画の趣味がもうホント双子レベルにばっちり合う人に出会って「これ最高だし、絶対好きだから見て」って言われて見たんだけど、いやもう最高以外のなにものでもなかった。

正直ホラーの中では確実にNo.1に好きだし、全映画の中でもベスト3に入れたいかもしれない。

 

ホラーかと言われると、ホラー味はかなり薄い。どちらかというとサスペンスかも。

R15指定だけど、グロさもほぼないから全然構えなくて大丈夫かと思います。

 

色んな人に見てほしすぎて珍しくネタバレなしで言うけど、ざっくりストーリーは以下の通り。

 

イギリスの田舎に祖母と住むエロイーズはファッションが大好きで、ファッションデザイナーを夢見る女の子。
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ロンドンの服飾専門学校に合格して、大都会ロンドンへワクワクしながら出てくる。

エロイーズの母もロンドンに住んでいたらしいが、都会の波に揉まれて精神を病み、自殺していることが序盤でわかる。

 

エロイーズは霊感なのか特殊能力なのか、鏡に母の姿を見たりすることができる。


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ロンドンへ出てきて、女子寮に入るもルームメイトはクソみたいな女。

狭い部屋でタバコを吸ったり、男を連れ込んだり、エロイーズをバカにしたり。

見てるだけでもイライラしてくるこの万国共通クソ女の設定がまたいい。

エロイーズは田舎出身だから、自分で服を作っておしゃれするんだけど、都会はハイブラ命!みたいなギャップにも辟易してしまう。

これも絶対あるある。

 

こんな寮にはいられない!と寮を飛び出して、たまたま見つけた募集の紙に書かれていた家の間借り募集に電話する。

家主はちょっとこわそうなお婆さん。


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エロイーズの部屋は最上階のワンルーム、ベッド、ドレッサー付き。

条件は「男を連れ込まないこと」。

 

その日の夜、エロイーズは夢の中で60年代のロンドンに生きるサンディという女の子にリンクして彼女に起こった出来事を追体験するようになる。

 

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サンディは歌手を夢見る女の子。

カフェで出会ったジャックというプロデューサー?の男と恋愛関係になる。


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このサンディとエロイーズがリンクしている描写がすごくいい。

鏡を使って撮ってる演出なんだけど、動きをミラーリングしていてスタイリッシュでおしゃれ。

 

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エロイーズはサンディをモデルにしてレトロなデザインのドレスを作ることにする。

講師からも絶賛されて、サンディの強気なかんじが影響してどんどん自信をつけていくようになる。

 

サンディ役のアニャテイラージョイがとにかくエキゾチックでかわいいし、歌もしっかり上手い。

恋のダウンタウンを舞台で歌うんだけど、本当はアップテンポの明るい曲なのに、すごく切ないかんじに仕上がってる。

https://youtu.be/5scyFAB1ZVY

 

エロイーズ役のトーマサインマッケンジーも素朴なカワイイかんじで始まって、サンディの影響で金髪にするとまたさらにカワイイ。

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この映画のいいところは、ファッションも音楽も雰囲気も全部おしゃれなところ。

カワイイという感想しかない。

 

 

実はジャックはめちゃくちゃイヤな男で、サンディをストリップダンサーにして、コールガールをさせるようになる。

サンディが徐々に病んでいくと、現実世界のエロイーズも影響を受けてくる。

顔のない幽霊の男たちに襲われる幻覚を見るようになる。

 

ある日クラスメイトでいいかんじの男の子を部屋に連れ込むも、サンディの追体験をしてしまう。

それはサンディがジャックにめった刺しにされるシーンだった。

 

サンディを殺したジャックはきっとまだ生きて、このソーホーに住んでる!そう確信したエロイーズはサンディの事件を調べ始める。

 

みたいなかんじ。

ホラー要素で言えば、顔のない大量こ男幽霊に襲われたりするシーンだとおもう。

逃げるシーンが結構多くて、強いて言うならそこが中だるみかもしれない。

 

60年代のキラキラ感、ドラッグを打ったみたいな(やったことないけど)チカチカした夢の中感、夢破れる絶望感、都会の恐さ、当時の支配的な男性の恐さ、そんなのがめちゃくちゃに詰め込まれてる。

 

自分をうっすら見下す男性たちを完膚なきまでに叩きのめす女性の話「ゴーンガール」

とにかく画面がずっとキレイなホラー「ミッドサマー」

雰囲気と演出がめちゃくちゃいいかんじのホラー「イット・フォローズ」

 

このあたりが好みな私にはめちゃくちゃ刺さった。

 

プラダを着た悪魔」が雰囲気はいいこになんかそこまでストーリーが好きになれなかったんだけど、そのプラダを着た悪魔をすべてを補完してくれてる気がする。

いや、ストーリーは全く違うんだけど。

 

唯一欠点を上げるなら、ジャックだと勘違いされて死ぬおじいさんが可哀想すぎるということ。

ちなみにこのおじいさんの若いときの描写がくっそイケメンなので一見の価値ありです。

 

女性ウケ良さそうだけど、男性が見たらどうなんだろ、とは思う。

 

とにかくオススメできるので、抵抗なかったらみてください!!

 

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