今実写化してて、アニメも人気だった東京リベンジャーズ。
とりあえず原作読むかと思って、とりあえず全部読んだ。
一言でいうと、タイムリープヤンキー。
主人公のタケミチ(26)が、中学時代の元カノであるヒナタの命を救うために12年前の中学時代に戻り、ヒナタの死の元凶となる半グレ集団になる前の、善良な暴走族「東京卍會」をなんとかしようとする話。
東京リベンジャーズっていうだけあって、舞台はもちろん東京なんだけど、東京にこんなヤンキーいる?
2005年の東京に住んでたけど、こんな服のヤンキーは一切見たことない。
渋谷のスクランブル交差点でこんなん撮ってる人も見たことない。
暴走族って東京にいるの?
東京って治安悪ぅー。
この漫画読んでて1番思うのは、ヤンキーとは無縁の陰キャだったからか、まず思考が理解できない。
犯罪はしない、女は殴らない、というポリシーはまあいいとして、ケンカする意味がわからない。
こいつらなにかにつけて殴り合う。
すぐ暴力で解決しようとしてくる。
「卍會のやつがなんで横浜にいるんだぁ?!」とかって殴られる。
なにそのナワバリ意識。猿なの?話し合いできないの?なんで拳で語ろうとするの?
根本から理解できないし、多分カッコイイと思うセンスが違う。
それぞれの地区にチームがあって、例えば「東京卍會(トウキョウマンジカイ)」とか「黒龍(ブラックドラゴン)」なんかで、これはまだわかる。
「愛美愛主(メビウス)」「芭流覇羅(バルハラ)」「梵天(ボンテン)」とか…さ…。ださくね…?
梵天とか言われてもこれしか浮かばない。
こんなキラキラネームみたいなチーム名めっちゃ嫌なんだけど、これはイケてるの…?
とりあえず、東京卍會の総長にしてケンカ最強&カリスマ性の塊である男がマイキーである。
マイキーはとにかく強い。
どんなに劣勢でもマイキーが来てくれたらなんとかなる。
何考えてるかわからないところも怖さがあっていいんだけど、こいつタケミチがちょっと目を離すとすぐ闇落ちする。
マイキーの闇落ち=バッドエンドという方程式でこの漫画は成り立ってる。
マイキーが闇落ちすれば元カノのヒナタは死ぬし、なんなら卍會メンバーも数名死ぬ。
タケミチがよーし!これで原因は取り除いたぞー!と思って現代に戻ると残念ながら違うパターンで闇落ちしてる。
何度も何度も過去と現代を行き来して、やり直してマイキーの闇落ちするフラグを折っていく。
最初はさ、「マ、マイキィー…。」って切ない気分になって読んだりしてたんだけど、最新話あたりまで読むと「こいつまーた闇落ちしてらぁ!」みたいなテンションになってくる。もはやヒロイン。
でも男の子いっぱい出てくるし、ちゃんと一人一人にスポットが当たるから推しが作りやすい漫画だと思う。
ちなみに私は千冬くん推し。
調べたら人気No.1だった。納得。きゃわ。
もうめんどくさいからマイキーはいいよ。千冬さえ生きてれば。
そんなテンションにすらなってくる。
この漫画の悪いところを挙げるとすれば、タイムリープするたびにヤンキーがめちゃくちゃ増える。
ポケットを叩いてビスケットが増えるかんじにヤンキーが増えてく。
みんないかつくてだいたい金髪だからもう覚えらんないのよ。
「な、なんでお前がこのチームに…!!」みたいな展開になっても、お前どのチームの誰だっけ?ってなりがち。
私が若くないだけ?
でも内容はわりと面白いので、よかったら読んでみてね。
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