ライフイズストレンジトゥルーカラーズをプレイしたので感想書きたい。
プレイする映画と言われているライフイズストレンジシリーズ。
このゲームの素晴らしいポイントは以下4つ。
・とりあえずストーリーがイイ
・背景が美しい
・BGMがオシャ
・なんかよくわかんないけど、とにかくエモい
ライフイズストレンジを一言で表すなら、結局4つ目の「なんかよくわかんないけど、とにかくエモい」というところである。
ベランダに出ると突然ノスタルジックなムービーに入って、雰囲気ある洋楽が流れたりして「とりあえずなんか映画っぽい」っていう感想抱きがち。
どのシリーズでも主人公がなんらかの超能力を駆使して身の回りの人を助けるんだけど(2作目はちょっとちがうけど)、そこに絡んでるのは犯罪だったり殺人だったりで結構深刻な話が多い。
自分の選択肢によって人が死んだり、疎遠になったりする可能性があるから迂闊に変なこともできない。
選択肢も絶妙に迷うことだったりする。
例えば
兄の恋人の子供が「秘密だけど今日危ないスポットに探検に行くんだ」 と教えてくれた。これは兄にチクるべき…?でもこの子供からの信頼がなくなっちゃう…?
とか
友達のおばあちゃんがアルツハイマーなことに気づいた!でも友達は難関大学に受かってもうすぐ街を離れる。これを友達にいうべき…?おばあちゃんには言わないでって言われたけど…。
とか。
結局どっちを選んでもなにかしら後悔したり揉めたりしそうでめちゃくちゃ悩む。
そんなゲーム。
今回の主人公はアレックス。
母は病死、父は蒸発、その後養護施設で育ったが、今回兄であるゲイブが引き取ることになる。
実は他人の心を読める能力があるが、その弊害として他人の感情に影響を受けてしまうことがある。(怒ってる人がそばにいるとアレックスも攻撃的になったり)
人の悲しみや怒り、恐怖などの強い感情をすべて引き取ることもできる
物体のオーラを読むと、そのモノに込められた感情や一時的なエピソードも見れる。
アレックスの兄、ゲイブ。
優しくて陽気。バツイチ子持ちの彼女がいる。
アレックスはゲイブに誘われてゲイブが住む田舎町ヘイブンスプリングスに越してくる。
ビューが…エモー。
キレイだけど、2日で飽きそうな街ではある。
ゲイブのツテで街でバーを営む、この木彫りの熊みたいなおじさん、ジェドに間借りすることになる。理解もあり、街のヒーローだけど気取らないいいおじさん。
ゲイブの親友のちょっと臭そうなライアンと
見るからにレズっけありそうなDJ女子ステフ
と仲良くなる。
ゲイブの彼女の子供イーサン(くそ)
が、その日爆破予定だった廃鉱山に行ってしまい、それを助けにアレックス、ゲイブ、ライアンで向かう。「子供が入ったから廃坑爆破を中止にして」と連絡したはずなのに、なぜか爆破が強行され、爆破による落石でゲイブが死んでしまう。
なぜ爆破は強行されたのか。
街の大企業(名古屋でいうトヨタみたいな)はなにを隠蔽しているのか。
みたいなのをアレックスの力を駆使して暴いていく。
そもそもイーサンは、危ないって言われてる山に勝手に行って、山がモンスターに見えるぅぅう!みたいな妄想爆発してビビって帰ってこられなくなる。
そのせいでゲイブが死ぬのに、中盤元気ないどころか逆ギレかましてくる。
ライフイズストレンジのガキは基本くそ。
こいつを励ますためにラープとかいうクソみたいな茶番で1時間くらい使うハメになる。
まぁ1500万歩くらい譲って、イーサンは子供だから仕方ないとして、イーサンの母(つまりゲイブの彼女)の心を読むと「アレックスが来たせいで変なことばっかり!」「ライアンがちゃんと守ってくれなかった!!」「そもそもイーサンてめぇのせいだろうが!!!」みたいな理不尽極まりない怒りで溢れかえっててビビる。
いや…たしかに、イーサンのせいなんだけどさ…お前ぐらい子供の味方してやれや。
結局ネタバレすると、すべての黒幕はジェド。
ジェドは自分がリーダーをしていた鉱山発掘隊を、自分の判断ミスによりチーム全員を死なせた過去がある。
それなのに、自分は救助活動を精を出した悲劇のヒーローというシナリオで街の人から信頼を得ていた。
さらにそのジェドの発掘隊の中に、失踪したと思われていたアレックスの父が出稼ぎとして参加しており、生き埋めにされていた。
その過去の事故を隠すためにイーサンの件で中止を連絡する電話が無視され、廃坑爆破が強行されゲイブも死ぬ。
アレックスは、ジェドに家族2人も殺されて、自分自身も殺されかける。
ジェドまじでとんでもねぇヤツ。
これまでのゲームの分岐が、このジェド告発のシーンでどれくらいの人がアレックスの味方をしてくれるかにつながる。
最終的にアレックスが街に残るか、出るか、そしてそれは一人で?ステフと?ライアンと?というエンディング分岐に影響してくる。
ライアンはルートに入ってないと味方してくれないし、かなり気まずいお別れをする羽目になるんだけど、ステフだけは絶対味方でいてくれる。
いやこんなんもう正規ルートステフやん。
ステフとのキスシーンで、「キスが世界を光で包み込む…!」みたいな演出あって吹いた。
ライフイズストレンジはおそらくLGBT推しなのか、どのゲームでも同性とのキスシーン作りがち。
別にいんだけどさ。
そしてお国柄の違いなのか、このゲームは積極的に大麻がでてくる。
今回もイーサンの母は大麻ショップ経営してるし、2では大麻製造のミニゲームまでさせられる。
あまりにも堂々としてて毎回ちょっと笑っちゃうからやめてほしい。
銃…大麻…クスリ…パリピ…そのすべてを百合パワーで包み込むゲーム、それがライフイズストレンジ!!!
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