私の高校は女子校で、ミッションスクールだった。
というか女子校って半数くらいそうなんじゃないかな。
ミッションスクールっていうのは宗教系の学校のことで、私が行ってたのはキリスト教のプロテスタントを信仰してた。
先生たちは多分ほぼ信仰のある人で、生徒で洗礼受けてる人は5〜10%くらいかな?ってイメージ。
プロテスタントとカトリックの違いってなに?って人はこれ見てください。
なんとなくキリスト教って言われてパッとイメージするのは多分カトリックだと思う。
ローマ法王とか、告解とか、ステンドグラスとか。
プロテスタントは想像よりはるかに地味で、個人的には現代的というイメージ。
学校では毎日礼拝があって、聖書の授業もあった。
入学したてのときは礼拝の時に
「ルカの福音書何章何節を開いてください。」
って言われてワタワタしてたけど、3年もいると5秒くらいで開けるようになる。
信者じゃないので人生で役に立ったことはないスキル。
「ピリピ人への手紙」とかなんなん。
聖書の内容は、多分信仰してない人よりかちょっと予備知識あるかな、程度で全く詳しくはないんだけど、洋画のホラーなんか見る際に割と役立つ。
マザー!見た時は、ある程度知っててよかった〜ってなった。
これは完全に聖書のパロディみたいな内容。
夫は隣で「??」ってなってた。(それはキリスト教以前の問題かもしれない)
なんでこんな話を始めたかというと、このニュース見て。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211006/k10013293421000.html
これ、ヤバくないですか。21万人て。
それでこの映画を思い出した。
この映画は実話に基づいてて、ボストン・グローブ新聞にある「スポットライト」っていう新聞の1面担当してるチームが、ボストンのカトリック教会で起きてる神父による児童虐待事件を報道する話。
これまで教会内であった不祥事は全部揉み消されてて、児童虐待した神父は教区を変えるだけの処分で済んでた。
ゲーガン神父の児童への性的暴行事件を深掘りしていくうちに、とんでもない数の被害者と加害者が判明していく。
スポットライトがこの記事を出したことで、世の中にそういうことが周知されて、それで今回のフランスで21万人のも報道されるようになったみたい。
すごい偉業を成し遂げてるチーム。
大きな見せ場はないけど、すごくいい映画なのでオススメ。
この映画見るまであんまり知らなかったんだけど、カトリックってほぼ、神父=神様。
神父様に気に入られたら最高!親も喜ぶ!ただ、なにされても神様の言うことは断れない、ってかんじらしい。
特に貧困層は家庭&地域&教会の結びつきが強くて、虐待が発覚しても「これまで支援してもらった恩がある」「地域のみんなに迷惑かけられない」ってなって告発しない。
それと神学校のようなものもあって、そこはかなり閉鎖的で親の目も届かない。
さらに小さい時に虐待されると、自分が神父になって同じことをするっていう負のループもあるみたいだった。
めちゃくちゃ闇が深い。
クリミナルマインドでもそんな回あった気がするし、ラムシュタインっていうバンドのPVでも見た。
なんかさ、アレじゃない?
カトリックは規制が多すぎるからじゃない?
結婚したり、sexするのを許さないせいで歪んじゃってんじゃないの?
カトリック最低だな!と思うけど、多分知らないだけでプロテスタントでも仏教でも同じようなことはあるのかな?
というかこういうのの被害者って男児のイメージなんだけど、なぜなんだろう。より禁忌な方を選ぶのかな?
だからアニメやゲームなんかで「教会」「司教」「枢機卿」が悪者として登場する羽目になるのでは。
こっちからしたらみんなペテルギウスロマネコンティなのよ。
日本人は無宗教の人が多いからピンとこないというか「宗教こわい」って思っちゃうけど、世界的にみたら無宗教のほうが変わってるんだよね?
なんかその価値観がなかなかイメージわかない。
とはいいつつ、お腹痛い時トイレでなにかしらの神様に祈りがちなんだけど、トイレで毎回助けてくれる神様は誰ですか。何教ですか?
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