めっちゃネタバレありです。
今世紀最恐とか言われてたので見ました。
全っっ然でした。
これはもう文化の違いのせいかと思うんですが、洋画のホラーは8割が悪魔オチなんです。
残り1割は殺人犯か元殺人犯の怪物、もう1割は発狂した人ヤバい人、の割合な気がします。
見ていて悪魔の影がチラつきはじめると、
「あ、なんだまた悪魔か」
となってもうそこから怖くない。
ホラー見過ぎたせいかもしれません。
あらすじというか、もうネタバレまでかっ飛ばして説明しますと
グラハム一家の祖母エレンが亡くなったところから始まります。
エレンの娘、アリーはミニチュアアーティストで婿養子の夫と、息子のピーターと娘のチャーリーがいます。
チャーリーはおばあちゃん子で、正直ちょっと見た目も怖いし、鳩のクビを切ったりするサイコパス感がある女の子です。
アリーの語りではエレンは精神疾患持ちで、昔アリーの兄は「母に変なものを入れられそう」的な遺書を残して自殺しています。
ピーターが生まれた際エレンに「私が育てたい」と言われてましたが、夫が阻止し、代わりにチャーリーを差し出す形になっています。
だからチャーリーはおばあちゃん子なんです。
ある日友人の開催するマリファナパーティーにピーターがいこうとすると、アリーに妹も連れてけ、と言われてしぶしぶ連れて行きます。
そこで食べたケーキでチャーリーはナッツのアナフィラキシーを起こし、慌ててピーターが車で病院につれていこうとすると、事故ってチャーリーの頭が電柱と激突。首がもげます。
ピーターは怖すぎてバックミラーも見れず、通報もできず、なんとそのまま帰宅。
さすがに眠れぬ一夜を過ごして、朝になって車をみたアリーが発狂します。
ここが本作で1番怖くて良い場面です。
なんかちょっと現実でもこういう対応する人がもしかしたらいるかも、ってなります。
その後はどんどん一家の雲行きが怪しくなり、
アリーは、洋画やドラマでよく見るカウンセリングの交流会的なものでジョーンに出会います。
ジョーンは孫と息子を失ったと言い、チャーリーとエレンを亡くしているアリーは心を開きます。
親しくなったジョーンに死んだ人と話せる降霊術を教えてもらい、さっそく一家でトライ。
実はジョーンは悪魔教の信者で、これは悪魔を呼ぶ儀式でした。
アリーの一家はペイモンもいう悪魔を身体に宿せる血筋であり、実は亡くなったエレンはペイモン教の中では高位の人物。
ペイモンを宿せるのは男性のみなので、息子のピーターに降霊させる算段でジョーンはアリーに近づいたのでした。
アリーの兄はエレンにペイモンを入れられそうになったから自殺したんです。
そして産まれたばかりのピーターを育てたい、と言ったのはペイモンを入れるつもりだったからです。
夫は婿養子なのでペイモンを入れられません。
これに気付いたのは儀式後で、もうペイモンはすぐそこ状態。
夫もアリーも凄惨な死を遂げ、ピーターは身体をペイモンに乗っ取られて終わり。
みたいな話です。
チャーリー以外の登場人物が死ぬところは、正直全部ギャグにみえました。
ギャグだったのかもしれません。
ホラー好きの友人がおり、よくホラー談義するのですが彼女もやっぱりギャグだったと申しておりました。
でも決してつまらない映画ではなかったです。
ストーリーと雰囲気はすごく良かったと思います。
グロさやホラー感を求めると物足りないかもしれません。
この流れで見たくなるかはわかりませんが、ぜひどうぞ!